緊急ミーティングするも特になし
今の会社で、
「新型コロナウイルスへの対策について、会社として何か出来ることはあるか、みんなと協議したいと思う」
とミーティングがありました。まず現状として
・社員全員のマスクを用意するのは難しい、消毒液くらいなら用意出来る
・会社としてやれる事があるとすれば、時差出勤とテレワーク
の前置きがあったうえで話し合いが始まりました。
しかし結果は「何もなし、現状維持」という残念なものになってしまいました。
どうしてこんな事になってしまったのでしょうか。
時差出勤はあまり効果が見込めない
時差出勤についてどう思うかという話し合いでは
・速く出勤するか、遅く出勤するかでいうと、速く出勤する方にシフトする人が多そうだから、速く出勤する方はNG。
・11時くらいにならないと混雑は緩和されない、12時出社にすると21時退社になってしまう。
・朝の混雑を避ける事が出来ても、帰りの電車は何時でも混雑している。
という理由があげられました。
出社退社時間を1~2時間ズラせば多少の混雑は軽減すると私は思っていたのですが、周りの人からすれば「そんなに変わらない」という事でした。
テレワーク出来る人は限られる
テレワークとは通信環境が整っていれば自宅で仕事が出来る働き方です。
しかし、今の会社には大きく分けて
・受けの営業:問い合わせ対応
・攻めの営業:客先に出向いて自社製品を売り込む
・技術者
・その他事務員
の4つの職種の人がいますが、この中でテレワークが出来るのは技術者、しかも1人で仕事を任せられるレベルの人だけです。
他の多くの職種の人は会社に来なければ何も仕事が出来ないという事になります。
さらに全社員にノートPCが与えられていないというのも障害になっています。
・情報漏洩を恐れてノートPCではなくデスクトップPCを支給
・リモートワークするならデスクトップPCを自宅に運ぶという手間
・自宅から会社のPCにリモート接続する環境が整っていない
などです。
ネットで便利になったこの時代に、働き方に対する考え方が古いままなのもどうかと思うのです。
これが日本企業
国難というレベルのものになっても、臨機応変に対応出来ない、これが日本の企業の現実です。
国は水際対策が必要なのに、中国マネーに魅せられて対応が遅れたのと同じように、
日本企業も働かなければ食べていけないから通常通り働くだけです。
石油などの資源を売ってるだけでお金が入ってくる国だったら自宅待機で何も問題ないでしょう。
つまり「放っておいてもお金がチャリンチャリン入ってくるシステム」がなければ、我々はどんな困難な状況でも通常通り働くしかないという事です。
Source: ブラック企業からホワイト企業へ転職成功「お金を稼ぐ」を考える転職ブログ
新型コロナウイルス対策について協議した結果・・・現状維持!世界よ、これが日本の企業だ。